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2024.09.20

「明治大学オープンキャンパス2024」にて講演会を実施

 株式会社フォーラムエンジニアリングは、2024年8月6日と7日に明治大学 生田キャンパスで開催されたオープンキャンパスにおいて「企業から見た明治大学理工学部」をテーマに講演を実施しました。

明治大学 生田キャンパス オープンキャンパス
「企業から見た明治大学理工学部」講演会の様子

 本講演は、2024年4月に開催された東京理科大学での講演につづき、進路選択の岐路に立つ高校生や保護者、教師の皆さまに向けて、理工系学問を学ぶ価値や将来のキャリア形成、そして明治大学理工学部での学びが社会にどのように生かされているのかを企業の目線からお伝えしたものです。エンジニアとしてメーカーへの勤務経験がある当社社員が登壇し、明治大学理工学部ならではの魅力や自身の経験に基づく理工系学問の価値、大学での学びが将来どのように活かされるのかということについてお話しました。

「企業から見た明治大学理工学部」講演会の様子

 講演では、まず理工学の学びの魅力についてお話しました。介助ロボットやスマートエネルギー等、少子高齢化や気候変動、エネルギー問題等といった様々な社会的課題を解決するうえで必要になる「技術」には、理学と工学が必要となります。エンジニアという職業は、人々の生活の質を向上させ今より豊かにすることにつながる仕事です。理工学の学びを活かすことができる機械・電気系エンジニアは日本の労働人口約6,000万人のうちわずか64万人(※1)。機械・電気系エンジニアという職業は非常に専門性が高く、大学で理工系の学問を身につけた人しか就くことができないため大変貴重な人材です。
(※1)総務省統計局「2015年国勢調査」より

 次に、明治大学理工学部にある8学科の特徴や学べることを紹介しながら、大学での学びが将来どのような領域につながるのか、メーカーのどの製品にどのような学問が使われているのかということを説明しました。
 例えば、機械工学科はものをつくるときに必ず必要となる機械4力「機械力学、材料力学、流体力学、熱力学」を学ぶ学科です。「機械4力」は生活に必要不可欠な半導体の製造や自動車の製造装置などに使われており、機械工学科では現代社会の根幹を支える学問を学ぶことができます。

「企業から見た明治大学理工学部」講演会の様子

 また、メーカーでは女性が活躍できる場も多くあります。実際に、女性のユーザーが多い軽自動車の製造過程では、各パーツの位置やボタンを押すときの固さなど、女性目線でのアイディアが活かされる場面が少なくありません。講演のなかでエンジニアとして働く女性の活躍の場についてお話すると、講演を聞いていただいた女子高校生から「女性が活躍できる場が多いことがわかって、理工系の道へ進む意識をより強く持つことができました」というお声をいただきました。

 その他、講演後に聴講者から頂いた感想をご紹介いたします。

高校生の保護者A
「私は自動車メーカーで技術者として働いていますが、エンジニアとして講演の内容に大変共感しました。普段仕事をしながら感じている理工系の学びと将来へのつながりについて、私が子どもや若手社員に伝えたいことを代弁していただきました。」

高校生B
「文系がいいのか、理系がいいのか迷っていましたが、講演を聞いて理系、エンジニアを目指したいと思いました。女性活躍の場も多いことを知ることができてよかった。」

高校生Cと保護者D
「自動車メーカーに就職したいと思っているが、講演を聞いて機械工学科を志望することに決めました。講演を聞いて、大学での学びが将来につながるイメージがつきました。」

高校生E
「理工学部というものがどういうものかわからなかったが、講演で『理学』と『工学』の意味や将来へのつながりがわかりました。学科も迷っていたが、自分には電気電子生命学科が合っていると感じました。」

 当社は今後もエンジニア職セミナー等の活動を通じて、理工系学問の価値やエンジニア職の魅力を多くの皆様に伝えてまいります。